ロンバルディーアのワイン

All Right Reserved Copyright(c) 1996-2003 H.Fujimaki


ロンバルディーアは北にアルプス山脈、南には大きなポー河とその流域のパダナ平野が広がります。州都ミラノはファッションでも世界的に有名な街ですね。北部にはいくつかの湖がありアルプス性の気候がやや和らげられています。このためぶどう栽培に向いた地区も出てきます。

Lombardia

ロンバルディーアのワインといえばやはりフランチャコルタです。
その他にアルプスに近いヴァルテリーナ、
沢山のワインを生産するオルトレポ・パヴェーゼにも触れたいと思います。





フランチャコルタ

ロンバルディーア州で唯一のDOCGがフランチャコルタのスプマンテです。スプマンテと言うのは発泡性のワインの事ですが、フランチャコルタはシャンパーニュと同じ製法で作られる瓶内2次発酵方式の発泡酒です。シャルドネとピノ・ビアンコから造られるスプマンテ・ビアンコとピノ・ネロなど赤ぶどうを加えて作るスプマンテ・ロザート(ロゼ)があります。
スプマンテ以外の普通の赤ワイン白ワインはテッレ・ディ・フランチャコルタと呼ばれることになります。

ヴァルテリーナ

殆どアルプス地方の地区で生産されるこの赤ワインはネッビオーロというぶどうから造られています。急斜面に作られたひな段の様な畑でぶどうが栽培され、その殆どが隣国のスイスに輸出されてしまいます。ぶどうを少ししなびさせて水分を少なくしてからワインを作る「スフォルサート」というものが有名です。

オルトレポ・パヴェーゼ

ロンバルディーアで最も生産量が多く、また最も多彩なのがオルトレポ・パヴェーゼです。あまり高級なものはありませんが沢山の生産量を誇る産地です。

北部山麓地域のワインへ戻る