トレンティーノ・アルト・アディジェのワイン

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トレンティーノ・アルト・アディジェ州は北をオーストリア国境に接しています。また北西側はスイス国境ともなっており、この国境のアルプス山脈から流れるアディジェ川に沿ってぶどう畑があります。

Trentino Alto Adige
ワイン産地は簡単の為、地図上ではおおざっぱに2つに分けましたが実際にはもっと細かい単位で色々なDOCが入り交じっています。ここでは私がおおざっぱに分けた単位で説明します。


アルト・アディジェ

地理的にも文化的にもオーストリアに近い地域で、アルプスに囲まれたこの地域はリースリングやゲヴェルツトラミネールなどドイツと同じようなぶどうを使ったアロマティックなワイン造りに向いていると考えられています。
しかしその一方でシャルドネやピノ・グリージョ、地元品種などから高い品質のワインを作り出しているセラーもあります。
このような品質の高いセラーのワインはVdTとして出荷されているものが多いようです。

赤ワインはスキアーヴァ種という地元のぶどう品種から比較的軽いタイプのものが作られていますが、Bolzano市の北に位置するサンタ・マッダレーナやカルダーロ等が高く評価されています。




トレンティーノ

少し南に下ったこの地域では、同じスキアーヴァ種から美しいバラのような色の赤ワインが作られています。また地元品種であるラグレインなども特徴あるワインを作り出します。しかし主力となるのはカベルネやメルローといったフランスと同じ品種を使った赤ワインでVdTも含め素晴らしいワインがあります。
白ワインもシャルドネやソーヴィニヨンなどから品質の高いワインを作り出しつつあります。

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