ヴェネトのワイン

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ヴェネト州は水の都ヴェネチアを州都とするアドリア海に面する州です。川が何本も走る州ですが、その中のトレンティーノ・アルト・アディジャ州から流れ来るアディジェ川の流域に著名なワイン産地があります。地図ではガルダ湖の東側に位置する地域です。ここにはヴェローナという町があり「ロミオとジュリエット」の舞台となった町としても有名です。


Venetoヴェローナの町を取り囲むように3つのワイン産地があります。赤ワインの産地として知られるバルドリーノとヴァルポリチェッラ、有名なイタリア白ワインのひとつであるソアヴェの3地域です。



Soave(ソアヴェ)

イタリアのポピュラーな白ワインの一つとしてあまりに有名です。わずかに緑色を帯びた麦わら色のワインで滑らかな口当たりの辛口ワインです。特にアドリア海の海産物と一緒にいただくのが最高と言われていますが勿論日本の海産物とも相性はぴったりです。地図では緑色の地域で生産されています。ガルガーネガというぶどうから造られますが日本にも沢山輸出されており、価格も手頃ですしデイリーなイタリア白ワインとしてお勧めです。




Bardolino(バルドリーノ)

ガルダ湖東岸に位置するワイン産地でコルヴィーナ・ヴェロネーゼというぶどうを主体にいくつかのぶどうを混醸して作られます。やや明るいすみれ色をしたワインで軽いタッチの飲みやすいカジュアルな赤ワインです。料理とも合わせやすい便利なワインかもしれません。

Valpolicella(ヴァルポリチェッラ)

バルドリーノと同じぶどうから造られますが、出来上がりはバルドリーノに比べてししっかりしたものになります。辛口の赤ワインです。ボディも厚くタンニンも多いワインですが比較的若いうちに飲まれています。こちらもポピュラーなイタリアワインですので、日本でも手に入れやすいと思います。

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