7月のお勧めワイン

このコーナでは毎月、お手頃価格のお勧めワインを紹介します
今月も基本編ということでブルゴーニュとイタリアからです
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暑くなってきましたね。「夏はやっぱりビールに限るぜ!」と
言いたくなりますが、冷房の効いたテラスサイドの部屋で
浜辺やプールを眺めながら優雅にお食事
というのもシャレてますよね。
 
こんなシチュエーションに合わせるなら
やっぱりブルゴーニュ。
 
それともちょっとカジュアルに夏向きイタリアンっていうのも
いいかもしれません。
 
そこで今月は基本のひとつ、フランスのブルゴーニュの赤ワインと
カジュアルなイタリア白ワインを選んでみました。
 
 

Beaune(ボーヌ)

Bernadotte
やっぱりワインはブルゴーニュっていう人、最近多いみたいです  
   
最近の赤ワインの流行は「渋くなくてフルーティで、飲みやすい」  
っていうのがキーワードのようでブルゴーニュの比較的 
カジュアルな赤ワインはこの条件にぴったりです。  
   
写真のワインは「Hospices de Beaune」というワイン。     
「オスピス・ド・ボーヌ」と読みますが、もう分かった方もいるかも 
しれません。ここは病院、正しくは慈善施療院です。  

15世紀に設立されたこの施療院に葡萄畑を寄進する人が 
長い歴史の間で増え続け、現在の所有葡萄畑は相当なもの 
です。1級畑も多く、毎年11月第3日曜日に開催される 
オークションはフランスのビッグイベントのひとつです。  
    
という訳で、ボーヌ市に立ち寄ることがあったら是非行って 
みたいのがこのオスピス・ド・ボーヌ。倉敷の坂本さんが 
つい先日行ってこられて有名なオスピス・ド・ボーヌの写真を  
送ってくれましたので、一緒にご紹介します。  
   
さて、写真のオスピス・ド・ボーヌは「キュヴェ・ニコラ・ロラン」 
といって、このオスピスの創始者の名前をとった素晴らしい  
ワインでお値段もちょっと張ります。 
でもふくよかで力強い、「これがブルゴーニュ!」っていうワイン 
です。カジュアルなブルゴーニュ赤ワインに物足りなさを感じる 
方にお勧めです。  

さてお料理ですが、ブルゴーニュとくれば「コック・オ・ヴァン」 
雄鶏の赤ワイン煮込みです。レシピはNTVの3分間クッキング
からです。(オリジナルは少々お待ちください)

 
  
坂本さん提供:有名なオスピス・ド・ボーヌの屋根です
 
 
 
 

Orvieto Classico(オルヴィエート・クラシコ)

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イタリア半島の中央部に海の無いウンブリアという州があります。  
ここは「イタリアの緑の心臓」と呼ばれていて葡萄栽培にも 
適した風土の州です。そこでトレッビアーノという葡萄から 
作られているのがこのオルヴィエート。黄金色の甘口が昔から 
知られていますが、お勧めなのは辛口。  
   
やや薄い黄色でフルーティで滑らかな味わいのワインです。 
お値段の方も1500円程度ですので、良く冷やしてカジュアルに 
楽しく飲みましょう。     

お料理ですが、揚げ物のアンティパストや渡り蟹のパスタなんて 
いかがでしょうか。


 
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