5月のお勧めワイン

このコーナでは毎月、Shuの選んだお勧めワインを紹介します
 
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5月になりました。
新緑の眩しい季節、会社のニューフェースもそろそろ慣れて
ややもすると5月病なんてことにならないように気をつけましょう。
未だ就職活動をしている方やこれからという方
そんな若い方々の為に今月はカジュアルワインの中でも
頑張っているイタリアワインを2つ紹介します。

 

バルベラ・ダスティ

Barbera D'Asiti
バルベーラという葡萄から作られたワインです。イタリアで良く知られた
葡萄ですが、葡萄品種の名前の後に産地の名前をつけてワインの名前と
する事が多いようです。このワインはアスティ県でとれたバルベーラから
作られたワインという意味になります。

仲間にはアルバ地方のバルベーラ・ダルバなどがありますが、どちらも
バルベーラ種という葡萄から作られたワインです。バルベーラから作られた
ワインはどちらかというとカジュアルな赤ワインになりますが、しっかりとした
造り手のワインはボディもしっかりとしており熟成型のワインとなります。

写真のワインもそういったワインのひとつと言えるでしょう。しっかりとした
ボディ、酸味とタンニンのバランスもよく仕上がっています。
イタリアの赤ワインですからイタリアの料理と合わせてみましょう。ピッツァ
はもちろんパスタなどとの相性はやっぱりという感じがします。

理由は無いのですが個人的に今年はイタリアワインがヒットしそうな予感が
しています。当たるかどうか怪しいものですがワインスパイラルは今年は
イタリアを取り上げて行こうと思っています。

 
 

ロッソ・ディ・トスカーナ

IL CHIUSO
こちらもイタリアからのエントリです。赤ワインのブームが一段落して、これからは
白ワインだと期待をしている方もあるのですが、ごく普通の方までが赤ワインが
好きというようになった今、私はやはり赤ワインなのではないかと思っています。

でも、多くの方が口にするのは「渋いのは苦手」、「軽めの赤ワインが好き」
という言葉。フルボディの赤ワインは未だなのでしょうか?
と言うわけで、この1年私がそうゆう方に勧めてきたのがブルゴーニュの赤ワイン
だったのですが、ひょんな事から聞いた言葉が「イタリアワインって赤でも軽くて
いいよね」という言葉。
言いたいことはいっぱいあるけど、ここはひとつ多くの方の率直な意見を謙虚に
受け止め上でも話したようにワインスパイラルは今年はイタリアワインを
薦めていきたいと思います。

前置きが長くなってしまいましたが、このワイン、名前をロッソ・ディ・トスカーナ
と言います。トスカーナ州の赤ワインといった意味で、格付けもIGTという地酒
に相当するランクです。造り手はカステッロ・ディ・アマという有名なワイナリー
です。イタリアワインは当たりはずれが大きいのですが造り手を押さえておけば
ある程度期待をしても良いと思います。このワインは造り手に恵まれお値段の
割に品質の良いコストパフォーマンスの良いワインに仕上がっています。

このワインはカジュアルなワインですが、やはりピッツァやパスタに合わせて
楽しむのが良さそうです。



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