シエナ通信 Vol.2 (2001年8月)

Copyright(C) 2001 Kiyomi Otawa

今日は。皆さんお元気ですか?日本は40度の猛暑が続くそうですが、健康第一。
新鮮な野菜をバリバリ採って乗り切って下さいね。
こちらシエナは、クラシックのキジャーナ音楽院、
シエナジャズなどの生徒による街角でのミニコンサート、
ヴァカンスを利用してイタリア語を勉強しに来る学生、
そして、シエナのお祭りパリオ・・・と街は熱いです。

そんな街のオーラを受け、
ちょっと、頭の中をキリギリスにしてこの夏を楽しもうと思う今日この頃!
ちなみに、こちらでは「ありとキリギリス」ではなく、「ありと蝉」というタイトルです。
蝉なら尚のこと。ほんの僅かな間だったら、大いに楽しんじゃってもいいですよね!

葡萄畑

今回はモンテプルチャーノより『TENUTA VALDIPIATTA』の訪問レポートです。
訪問日は7月26日。25ヘクタールもの葡萄畑を髭の印象的なジュリオが
車で案内してくれました。
「ここは今年4年目の畑」「ここは今年植えたばかりの畑」
「ここは8年目」
「ここは30年目、リゼルバ用」・・・
ワイン作りを初めて約30年。
比較的若めの葡萄畑からは、VALDIPIATTAの
今後の拡大の勢いを感じます。
所有地の70%はサンジョベーゼ。
他はカベルネ・ソーヴィニオン、メルロ、
白の葡萄種が占めています。
土壌は全て凝灰岩です。

「ほら、この辺の葡萄の木を見てごらん。
丁度今朝、枝を整えたんだよ。
 あっちのはこれからなんだ。」

この時期の葡萄の枝は、
まるで床屋に行った翌日の髪型のように
ビシッと切り揃えられ、行儀良く整列していました。
まるで、大事な行事の前日に
身なりを整えて臨む心境のように。
葡萄の収穫に向けての葡萄達とカンティーナの人達の意気込みを感じる光景でした。

「ほら、あの房見てごらん!ワイン色になりかけてる!」
今週からやっと、標高の高い位置の房から順々に色づき始めます。
通常だと7月20日頃には葡萄の色がワイン色へ変わり始めるのですが、
今年は少々遅れ気味のようです。

このカンティーナでは約300個のフレンチオークのバリック(250リットル)が
使用されています。1樽/1,000,000リラ(約6万円)のこのバリックは
3年ごとに交換されます。
それに比べ、5000リットルのスロベニア大樽は20年使用。
10年目に樽の内側を削り、再度、残りの10年使用します。
結構、手間暇とお金が掛かってるんですね。

さて、テイスティングに話題は移ります。
「このノービレは13.5度とアルコール分が高めですね。」
 「そうなんだよ。でもね、今年は14度。熟した葡萄を使うから、遅摘するんだよ」
確かに、他のカンティーナに比べここのノービレ(リゼルバ共に)は
香り、味にワンポイントアクセントを感じます。



そしてジュリオの娘さんが穏やかな笑顔で
ワインを用意してくれます。
「RISERVA’95はやっと最近になって
飲み頃になってきたのよ。
去年はまだタンニンを感じたけど、
最近は円やかになって
より美味しく飲めるようになったの。」
バリックで1年熟成させた後、
大樽で2年熟成されたRISERVA’95。
その香りの良さに、暫くの間、
香りのテイスティングばかり繰り返して
感動に浸ってしまいました。
そんなVALDIPIATTAのRISERVA’95は20,000本。
‘97年モノは6,000本の生産です。


  ・「Vino Nobile di Montepulciano 」はスタンダードの2年熟成タイプ。
    熟成: 6ヶ月=フレンチオークのバリック、18ヶ月=スロベニア大樽
  ・「Vino Nobile di Montepulciano リゼルバ‘95」は3年熟成タイプ。
    熟成:12ヶ月=フレンチオークのバリック、24ヶ月=スロベニア大樽
    プニョーロ・ジェンティーレ/80%、カナイオーロ・ネロ/20%

帰りのバスの窓から葡萄畑を眺め、
「こんなに枝がビョン、ビョン伸びてて大丈夫かしら、この畑?」と、
今まで気づかなかった視点に目がいってしまうモンテプルチャーノからの帰り道でした。



シエナよりワインの旅をするために

Montepultiano バスの時刻表は、こちらをクリックしてください。

さて、今回は‘ビーノ・ノービレ’の地
『モンテプルチャーノ』を訪れてみましょう。
シエナから一時間半のバスの旅。
やさしい夏色の絨毯の丘をいくつも乗り越え、
ひまわり畑を横切り、
牧草を食べる羊の群を眺めるうちに、
オリーブ畑や葡萄畑が現れてきます。
そんな情景と共にすっかりワインを飲む準備が
整ったところで
間もなくモンテプルチャーノへ到着。

バス停から町の中心へは徒歩15分。
[Fattoria Del Cerro→][←Cntina Redi ]・・・
こんな看板にに出会う度に、
「さて、どっちに曲がろっかな〜」と迷わされつつも
とりあえずは町の中心‘Piazza Grande’へ。

インフォメーションへ行き、カンティーナマップを手に入れたら、早速コースを錬りましょう!
小さな町にカンティーナ、ショップは点在してますので、午後のオープン時間より3軒は行けるでしょう。

[CONTUCCI]



ステンレスタンクの発酵、大樽での熟成、
瓶詰めされて静かに寝かせてある
ボトルの部屋をそれぞれ見学したら、
試飲です(無料)。
この道47年のアダモの人懐っこさに
すっかり気持ちがほぐれ、
以下ワインを美味しく戴きました。


 ・「Vino Nobile di Montepulciano クラシコ‘98」は  
   スタンダードの2年熟成タイプ。
 ・「Vino Nobile di Montepulciano グラン クル‘98」は 
   選別された土地、葡萄を使った3年熟成タイプ。
 ・「Vino Nobile di Montepulciano リゼルバ‘97」は
   4年熟成タイプ。
   プニョーロ・ジェンティーレ/80%、カナイオーロ・ネロ/15%、マンモロ/5%。




葡萄の風味を引き立たせたいとのことで、
バリックは使用していません。




[REDI]

ここのカンティーナの雰囲気には圧巻です。
薄明かりの通路脇に並ぶ樽達が深〜く眠っています。
そんな樽達の中を、そっと歩いているような、ワインファンタジーの世界に浸れることでしょう。
そして、時々‘ポッッチャ〜ン’とした音が響くんです。
まるで寝返りを打つように。静かな静かな、神聖なワインの部屋でした。

[FATTORIA DEL CERRO]

Fattoria del Cerro
サロン風のエントランスに
ちょっと緊張が走りましたが、
知的美人のクラウディアの笑顔で
すっかり落ち着きました。
まだ若い彼女の落ち着きぶりと
説得力は、ワインへの誇りと
情熱の厚さからくるのでしょうか?
ここでは4年働くという彼女。
何人もの客が彼女の説明と共に
‘CERRO’のファンになったことでしょう!


 ・「Vino Nobile di Montepulciano アンナータ‘98」は
   スタンダードの2年熟成タイプ。
   熟成:70%=ズラヴォニアの大樽 30%=フレンチオークのバリック
 ・「Vino Nobile di Montepulciano リゼルバ‘97」は
   3年熟成タイプ。
   熟成:50%=ズラヴォニアの大樽 50%=フレンチオークのバリック
   プニョーロ・ジェンティーレ/80%、
   20%(カナイオーロ・ネロ、マンモロ)

みなさんは、どのような思い入れを持って、どこのワインのファンになるのでしょうか?
本来のワインのテイストに"想い出熟成期間"が加わると、
自分だけのオリジナルテイストに変わるかもしれませんね!

ちょっと余裕型の《短期留学滞在》はいかがですか?


町中にイタリア語学学校があり、2週間より申し込みができます。
授業は月〜金/8:45〜13:30。
午後や土日は、カンティーナ巡りや近郊の町への小旅行も思う存分楽しめそうです。
学校やホームステイ先の家族が現地の面白い情報をくれることでしょう。
クラスにはワインが好きでこの学校を選んだ人がきっといるはず!
外国の人とのワイン交流も面白そうです。

 "il Sasso "Via di Gracciano nel Corso 2 I-53045 Montepulciano Siena
  tel:0039-0578-758311 fax:0039-0578-757547
  http://www.nautilus-mp.com/sasso/
  E-mail:ilsasso@bccmp.com
授業料は2週間で600,000リラ(ノーマルコース)
一日の宿泊料:一人部屋アパート/55,000リラ、
ホームステイ朝食付き/40,000リラ、ホテルシングル/90,000リラ〜



●モンテプルチャーノで宿泊

トスカーナ一帯の景色も予約しましょう。

標高603に位置するこの町からのパノラマは、
まさしく、〈ノービレ/貴族〉の如く贅沢に、
トスカーナの広大眺めの感動に浸らせてくれます。


・Il Borghetto tel/0578-757535 fax/0578-757354
 borgo Buio,7(町中)
   e-mail:info@ilborghetto.it
     ★★★ホテル。
     庭・駐車場あり。テレビ、電話、トイレ付き。
     一部屋150.000リラ(シングル)/ 170.000リラ(ダブル)
 ・Il Duomo tel&fax/0578-757473
 via SAN Donato,14(町中)
   e-mail:albergoduomo@wind.it
     ★★★ホテル。
     駐車場あり。テレビ、電話、トイレ付き。
     一部屋130.000リラ(シングル)/ 180.000リラ(ダブル)
 ・Il Marzocco tel/0578-757262 fax/0578-757530
 piazza Savonarola,18(町中)
     ★★★ホテル。
     駐車場・レストランあり。テレビ、電話、トイレ付き。
     一部屋115.000リラ(シングル)/ 160.000リラ(ダブル)   


私の場合、ホテルの予約はまず先方に電話を入れ、
希望日の空室状況、金額、支払い方法等の確認をします。
そして、予約確定のために、自分の名前、連絡先、宿泊日、
電話で話した条件(金額や朝食付き、トイレ付き等)を
記載したFAXを先方へ送ります。

念のため、先方からも予約確定の返事が
FAXでもらえるとよいのですが、、、。
もし、大変そうでしたら、航空チケットを買った旅行代理店や
海外で使えるキャッシングカードのサービスに
〔ホテル予約手配〕のあるところもありますので、
そこにお願いしてしまうのも手ですね。


●そして、美味しい物、食べましょ!

お腹が空いた時、‘分かりやすさ’‘入りやすさ’で
ついレストランを決めてしまうことがあります。
そこで今回は視点を変えて、
地元出身者の素朴で正直な感想を聞いてみることにしましょう!
〈お勧めのレストラン〉〈好きな料理〉〈好きなノービレ〉について
聞いてみました。

☆ブルーナ(女性)/インフォメーションオフィス勤務
 「お勧めのレストランは‘Borgo Buio’。
  この土地の伝統料理がそろってるわよ!」
 「好きな料理?ピーチかな!ソースはイノシシとかキノコ系。」
   ※ピーチ=パスタの一種。うどんのような太さのスパゲッティー。
 「好きなノービレ?職業柄言えないわ!
  ごめんなさい!みんな美味しいわよ」

☆アレッサンドロ(男性)/バスの運転手
 「‘MARCELLA’(今のBorgo Buio)。あそこの食堂は、
  みんな手作りなんだよ!」
 「好きな料理はピーチ アッラ アナートラ(鴨のピーチ)。
  鴨はここの名物の一つだからね!」
 「美味しいノービレ?BURACCHIだね。
  FANETTIやPOGGIO のもいいけどね。」

☆ベンチでくつろぐ3人組おばあちゃん
 「レストラン?私らレストランは行かないわね〜。
  私らの作った料理が最高なのよ〜!」
 「 Divaが美味しいって言うじゃない?ほら、
  Marzoccoの先にある・・・」
 「美味しい料理?そりゃパスタね。
  ソースはラグー、カルボナーラ、ウサギ・・・
  自分の好みで何でもいいわ!」
 「あら、私はウサギはやだわ。お皿の端によけちゃうわよ」
   「鶏のレバーも美味しいわよね〜」
 「今晩この人パンツァネーラ作るらしいわよ!
  パンを使ったスープで、タマネギ、バジリコ、
  トマトなんかを入れるのよ。冷たいスープなの。」
 「ワインは赤。赤ね。私なんか5歳の頃から飲んでるわ。VECCHIA
CANTINA、CONTUCCI、GATTAVECCHI・・おいしいんだから!」

☆マリオ(男性)/年金生活
  「好きな料理はピーチ アル ラグ。」
  「ノービレは田舎にある小さなカンティーナに買いに行くんだよ。
   あとは、CROCIANIもよく飲むよ。あそこには友達がいるしね。」

☆アントネッラ(女性)/お土産屋
  「お勧めレストラン?だったら‘Le Logge del Vignola’ね。
   ピーチ アリオーネ(ニンニク・トマト)が好き」


地元の人が好きな料理。それは圧倒的に太麺タイプのパスタ、
‘ピーチ’でした。
そして、ビーノ・ノービレについて
「どうして、そのカンティーナがお勧めなんですか?」と聞くと
みなさん決まって「ブォーノ!美味しいからよ!」と元気のいい返事。
理屈抜きにして、きっと、本当に美味しいんでしょうね!


Osteria Borgo Buio
Via di Borgo buio 10  
0578-717497 (木曜定休・7月の1週間、クリスマス時期を除く11月〜1月休業)
・平均客単価:ITL 45.000 〜50.000 (ワイン除く)  DC以外のクレジット可 

メニューは素材の鮮度によって変わるが、
 いくつかの料理;
   自家製のピーチ、
   タリアテッレ、
   ニョッキ、
   季節のスープ(豆とパセリのcarabacciaは是非お試しを!)、
   「pappa al pomodoro・トマトとパンのスープ」
   「la ribollita・リボリータ」は常時メニューにあり。

 第二の皿の中よりお勧めは
   「il peposo・ペポーゾ」
   「la trippa in varie preparazioni・当店のオリジナルテイストのトリッパ」
   「le carni di chianina alla griglia・キアニーナ牛のグリル」。

ワインも充実ラインナップ。
他の地ではお目見えできないようなモンテプルチャーノ産のセレクト。


Diva e Maceo
Via di Gracciano nel Corso,90-92  0578-716951 (火曜定休・12月の2週間休業)
・平均客単価:ITL 35.000〜40.000 (ワイン除く)  クレジット可 

郷土料理の店。
 注目の逸品より、
   「gli affettati misti・薄切りハム、サラミの盛り合わせ」
   「i classici pici fatti a mano cin diti all`aglione
    ・自家製オリジナルピーチのニンニク、トマトソース」
   「la ribollita・リボリータ」
   「la carne alla brace・炭火焼きの肉」
   「il coniglio al forno・うさぎの釜戸焼き」

自家製お菓子。トスカーナのワインメニュー。


●シエナ駅(鉄道)とシエナ中心街を結ぶバス

シエナ駅と中心街への往復はバスを使います。(バス:8分 / 徒歩:20分)
バスは、白の車体に赤のライン、またはオレンジ色をしています。
かなりの系統が、駅と中心街を結んでいます。
 〔シエナ駅のバス停位置〕
  シエナ駅(鉄道)の改札を出、目の前の横断歩道を渡ると、
  その延長にバス停はあります。
 〔中心街のメインバスターミナル・2カ所〕
 ・PIAZZA del Sale・・・ほんの少し裏手にある終着所
 ・LIZZA    ・・・中心街
【シエナ駅】←→【PIAZZA del Sale】
   4・6・8・10・11・14・17系統
【シエナ駅】←→【LIZZA】
   3・9・10系統
   乗車位置に注意!
  (バスは街を円状に走行しています。
   系統によっては、乗車位置が2カ所ありますので、乗車前に確認して下さい。
   もし、間違えて乗ってしまっても、ぐるっと遠回りしつついずれは到着します。
   小さな街ですので。



エノテカショップ動向

たくさんのトスカーナワインに囲まれていると、
「さて、何を載せようかしら?」と迷ってしまうのがこのコーナー。

今回は夏ということで、
白より「VERNACCIA DI SAN GIMIGNANO DOCG /GEOGRAFICO」と、
スーパートスカンより「VIRENTE ROSSO DI TOSCANA IGT/VINETO WANDANNA」
を紹介します。

「VERNACCIA DI SAN GIMIGNANO DOCG/GEOGRAFICO」
 
香り高いですね。
「なんだろう?この香り。
この既に知ってるような甘酸っぱさ、
何だろう?」と嗅覚に集中すると、
最初は洋なしの香りがイメージされました。
次に青リンゴ。
で最後にかすかにパイナップルを感じます。
香りに感動しつつ、口に含んでみます。

大人のフルーティーとでも言うんでしょうか?
青いフルーツの甘みを感じつつ、辛口。
静かに口の中に入り、
目立ちすぎず控えめすぎずの丁度いいい佇まいで、
存在感が長く残ります。

パトリッツィオを初め、
エノテカで働く仲間にもこのワインの評価は高いです。
手頃な値段にも関わらず、美味しいんですから。

夏から秋にかけての夕方、友達と一緒にコーヒーの変わりに
ヴェルナッチャはいかがですか?
ちょっぴり秘密めいた告白をしたくなるような、
そんな大人同士の会話へと運ばれて行きそうです!
 ・VERNACCIA(100%)
 ・12.5%
 ・1999年

「VIRENTE ROSSO DI TOSCANA IGT/VINETO WANDANNA」

 「ねぇ、パトリッツィオ!
  このワインをお客に勧めているのを見かけるけど、
  どうしてなの?」
 「これは、全く違ったタイプなんだよ。
  シラー、チリエジョーロ、メルロのブレンド。
  だから、ワインを飲み慣れている人がこれを試すと、
  驚きと感動があるんだ。
  例えば、いつもイタリア女性しか知らない男が
  オリエンタルな女性とデートした時の新鮮さみたいな・・・」
 「なんだか分かりやすいわ、その説明。
  そうやってお客に説明すればいいのね!」
 「ダメ!ッ」


 ・SYRAH , CILIEGIOLO , MERLOT
 ・13.0%
 ・1997年
 ・フレンチ オークで12ヶ月熟成、瓶詰めして6ヶ月寝かせる



ちょっと、噂話

「SASSICAIA ある?」「ちょっと好奇心で、値段だけ知りたいんだけど?!」と
よくお客様に聞かれます。
‘SASSICAIA’97は当店(エノテカ・トスカーナ)でも販売してますが、
お客様に手渡す前にはラベルを触れてもらい、
「ザラザラ感があるでしょ!本物です!」と確認してもらってます。

結構、偽物が出回っていて、今のところ60,000本以上が発見されているそうです。
偽物はラベルにエンボスがありませんので、
皆さんもお買い求めの際には確認してみて下さいね!


質問っ!

「知ってる?どうして葡萄畑にバラが植えてあるのか?」
こんな質問を友達のバルバラからされました。
確かに見かけます。モンタルチーノの葡萄畑のバラ。
そんな質問をされるまでは、
「まあ、なんてイタリアらしいのかしら!葡萄畑にバラなんて!洒落ててかわいい!」
と感激するのみでした。

でも、‘どうして?’と改めて問われると・・・?
 「あのね、赤いバラの列には
  赤用の葡萄が植えてあるの。
 で、白いバラの列には
  白用の葡萄が植えられているんだって。
 道ばたで会った爺ちゃんが言ってた。
 でも、本当かどうかは別だよ!」
とのこと。
本当のような、茶目っ気のあるウソのような・・・。

早速、他の友達に聞いてみたところ、
 「聞いた話によると、バラはデリケートだから、
  葡萄に異変が起きる前に、
  バラの状態を観ながら察知できるらしいよ」
 「僕が聞いたのは、バラは甘くて美味しいから、
  虫はバラに付くんだって。
  だから、葡萄の木には興味を示さないってこと。
  虫予防!」

どれが本当なんだろう・・?ということで、お店のパトリッツィオに聞いてみました。
「バラと葡萄の木は性質的に似てるんだ。でも葡萄の方がバラに比べて逞しい。
バラがもし枯れるようなことがあれば、
葡萄に影響が出る前に防止対策を打たなければならないんだよ」
ということで、葡萄を観察するための一手段でした。



おまけのイタリア語コーナー


今回は、バスを使う時のミニミニ会話コーナです。
「本当にこのバスで行けるのかな?」という心配を吹き飛ばしバスに乗り込みましょう。
そして、バスの中では専ら目的地での行動イメージや窓からの景色を楽しみましょう!

では、シエナ〜モンテプルチャーノを想定した会話の一例です。
以下、モンテプルチャーノは、Mと記載します。

バス停で
   
   ・ちょっとすみません(呼びかけの一言)  スクーズィ! Scusi!

    ・バスのチケットは、どこで買えますか? 
      ドヴェ スィ ポ コンプラーレ イ ビリエッティ デッラウトブス?
      Dove si puo comprare i biglietti dell’autobus ?
   
   ・M行きのバスはどこから出発しますか?
      ダ ドヴェ パルテ ペル アルダーレ ア モンテプルチャーノ?
      Da dove parte per andare a M?     
   
   ・M行きのバスは何時に出発しますか? 
      アケオラ パルテ ペル アルダーレ ア モンテプルチャーノ?
      A che ora parte per andare a M?
    
乗車前に運転手に確認
  
   ・これは、M行きのバスですか? 
      スィ バ ア モンテプルチャーノ?
      Si va a M?

   ・Mで下車したいので、下車する時を知らせて下さいね。
      ボレイ シェンデレ ア モンテプルチャーノ。
      ミ ファ  サペーレ クワンド アリーバ?
      Vorrei scendere a M. Mi fa sapere qundo ariva?

   ・シエナへの帰り便は、何時ですか? 
      アケオラ パルテ ペル リトルナーレ ア シエナ?
      A che ora parte per ritornare a Siena? 
   
   ・シエナへの帰り便はどこから出発ですか?
      ダ ドェ パルテ ペル リトルナーレ ア シエナ?
      Da dove parte per ritornare a Siena?


下車する時の一言
  
   ・ありがとう。またね!
      グラッツェ アリヴェデルチ!
      Grazie arrivederci!
  
   ・ありがとう。仕事がんばって!
      グラッツェ ボン ラボーロ!
      Grazie buon lavoro!

イタリア語で尋ねた時の返事は、当然イタリア語でかえってきます。
そんな状況に備え、予め紙とペンを用意しておくといいでしょう。
時刻や場所の説明は、直接書いてもらうと分かりやすいですね!
 
    ・イタリア語が聞き取れないから、ここに書いてください!
      ノン ポッソ カピーレ、プォ スクリーベルチ ペルファボーレ?
      Non posso capire. Puo scriverci per favore?. 



 先日、BANFI主催のジャズコンサートがモンタルチーノでありました。
フォルテッツァでの野外コンサートです。
ジャズボーカルの深みのある声とメロディーに+してブルネロです。
普段、ブルネロを戴く時は、
なんだか思いっきり口の中に神経を集中させているような、
味覚センサーをONにした状態に準備して〜、
という前置きがあるんですけど、今回は身覚で堪能です。

音楽に酔いつつ、ブルネロに酔いつつ、夜空の星に酔いつつ・・・
「なんて素敵な時感を過ごしているのかしら?」と
至福に満たされたこの感動は、今でも余韻が残ります。
みなさんは、身の回りにある
‘本物で良質、美味しいモノ’といっしょにどんな時間のほろ酔い方をしていますか?
そんな時間の消費、どんどん、贅沢しましょう!

では、みなさんの健康に SALUTE!