シエナ通信 Vol.6 (2001年12月)
Copyright(C) 2001 Kiyomi Otawa
寒い! 寒い〜っっ!
みなさん、今日は! 12月ですね。
こちらシエナはとっても寒いです。
私の住むアパートの暖房機能は弱く、今年の冬の到来を身にしみて感じさせられている今日この頃。
最近、羽毛布団とダウンジャケットを買いました。
‘優しい温もり’って、こういうことを言うのかしら?
この厳しい空気から私を暖かく包んでくれる羽毛に、深〜く感謝してます!
暖房機があれば、それに越したことはないのですが、
しかし、あえて‘ない’環境の中での〔モノの効能・有り難み〕を感じる生活、まんざら悪くもありません。
「ほんのちょっとだけ!」と、布団に入ったつもりが、目覚めると朝・・・なんて事もしょっちゅうですが、
そうぬくぬくしてられないのが12月。
カレンダーの日付文字に背中を押されるような勢いで、慌ただしく日々が過ぎ去る師走!
仕事のリズムも少しアップテンポになり、クリスマスだの、忘年会の予定だの〜・・・
みなさん、こんなリズムの中、ちょっと深呼吸をして、年賀状の準備を楽しみませんか?
テーブルに赤ワインと、ほこりをかぶった昔の卒業アルバムなんかも用意して。
ワインの酔いがほんのり廻ってきたところで、
さて、懐かしいあの人へ、どんなメッセージを綴りましょうか?
家族の報告、仕事の事、今年から始めた趣味、来年の旅行計画・・・もしかしたら重大発表も!
コミュニケーションは細くも、長〜く、大切にしていきたいですね。
では今月も、私のコミュニケーションから得た情報を皆様にお伝えします!
葡萄畑
『TENUTA MONTECUCCO』 MONTECUCCO・モンテクッコ / DOC
「もし良かったら、このサンジョベーゼ、試してみますか?」
ある日、イタリア人のお客様が大量にワインを選ばれた後で、
スタッフのフランチェスコが1本のワインを勧めます。
10.000リラ(約600円)のお手頃価格のこのワインは、[ROSSO TENUTA DI MONTECUCCO / IGT]。
「そうね、試してみようか」
ということで、開けられたボトルからワインが注がれます。
口に含まれた数秒の沈黙の後、
「うんっ。美味しいじゃない!」
ということで、この時、店に残っていた8本のボトルを全て買われていきました。
そのお客様が帰った直後、「待ってました〜!」とばかり、
早速、お店のスタッフ一同でテイスティング。
「美味しい!美味しい!」「安いし、嬉しいワインだよね!」
ということで、即、このカンティーナへの取材を決定!
とは言っても、‘MONTECUCCO・モンテクッコ・・・・???’
400種類のトスカーナワインに囲まれるエノテカで、
今まで気にも留めなかったこのワインは、
一体、トスカーナのどの辺りにあるのでしょう?
早速カンティーナに連絡を取ってみるとシエナからはバスが便利とのこと!
電車で行くと、最寄り駅の「グローセット」駅から車で更に30分。
でも、シエナからバスを使えば、1時間で最寄りバス停の「Paganico・パガーニコ」ヘ到着。
そこからは、お迎えの車に乗り5分弱でカンティーナへ到着です。
この日迎えの車から現れた男性は、この地で生まれ育ったステファノです。
初対面の彼からは、とても清々しい好印象を受けます。
車のエンジンと同時に、「MONTECUCCO」の説明にもエンジンがかかります。
「MONTECUCCOはね、1998年7月にDOC(統制原産地呼称)に認定されたワインで、
トスカーナの中でも最近の認定にあたるんだ。
この〈MONTECUCCO/DOC〉は7つの市町村で構成されていて、
広大な敷地のわりには、葡萄畑はまだ少ないんだよ。
‘98年のスタート当初は60ヘクタール。
それが3年後の今では350ヘクタールにまで拡大したよ。
でも、ほとんど植えたばかりの若い葡萄畑だから、
まだ収穫はできないんだ」
ワイン生産本数は、‘98年は約16万本。現在は約25万本。
そして、4年後には70〜100万本の見通しです。
そして、ここで栽培される葡萄品種は90%がサンジョベーゼ種。
DOC(統制原産地呼称)の仲間入りをして間もないこのワイン。
ドイツを始め、イギリス、スイス、ベルギーへとヨーロッパ全体に普及し、
アメリカにもいくつかの業者を通じて渡り始めました。
かつて無名だった「モンテクッコ」が、今、世界に向けて羽ばたきます。
「私たちの組織内のある小さなカンティーナが、
最近になってアメリカの輸入業者とコンタクトを取り始めたんだけどね、
彼らは、2万本は要求してくる。
そうでなければ契約しないんだ。2〜3ヘクタールを抱える小さなカンティーナにとっては、
量的に限度があるんだよ。
私たちのカンティーナは40ヘクタール。12万本のワインを生産していて、
その約半分はアメリカへ出荷してるんだ。
日本へは、初めての契約に向けて、今、開拓中」
ということで、日本へはまだ、このワインは渡ってないと思われます。
「私が飲んだ‘ROSSO DI MONTECUCCO 2000’は美味しかった〜!
あれって、サンジョベーゼ100%ですか?」
「いや、あれは85%がサンジョベーゼで、残りの15%はチリエジョーロなんだよ」
「へぇ〜、チリエジョーロ種を使ってるんですか!」
「そう。マレンマ地方の方言では、チリエージャ(サクランボ)のことを
‘サラージャ’って呼ぶんだ。だから、チリエジョーロ種のことも、
僕たちは、‘サラジョーロ’って呼んでるんだよ」
「このチリエジョーロの特徴はね、サンジョベーゼに比べると粒が大きく、
新鮮な果実味の香りも強く感じる。でも、熟成には向いてない品種なんだ。
1年、最高でも2年の内に消費されるワイン用だね。
ほとんどのノベッロ(今年は、11月6日解禁。収穫後のフレッシュワイン)も
チリエジョーロ種を使ってるよね。サンジョベーゼに比べると、とても丸みがあるんだ」
「あ、そっか〜。あのノベッロのフルーティな味は、チリエジョーロだからなんだ!」
「ここって、シエナから意外と近いですよね!
そして、モンタルチーノ、モンテプルチャーノにも近いし・・・」
「そう。それに、方向を変えると、スカンサーノ(モレリーノ ディ スカンサーノ)にも近いよ。
勿論、キャンティにもね。要するに、トスカーナDOC地帯のおへそだね」
「環境条件は、どうですか?」
「うん。まず、標高は360メートル。サンジョベーゼにとっては嬉しい条件。
北東に面する畑の葡萄の出来は素晴らしく、13度を超す、
どっしりとした手応えあるワインになるんだ。土は石灰を含むタイプ。
小石の効果で水はけが良く、雨水が畑に溜まることもないから
骨格のしっかりとした土壌を保てるんだ。またミネラルを含み、栄養的にもいい条件。
とにかく、本質的にワイン造りに適しているよ。」
会社創立の翌年、1969年から植え始めたという葡萄畑、
最近の若い葡萄畑、環境を考慮した木の支柱、12,000本のオリーブ等の説明を聞いている内に、
カンティーナへ到着です。
さて、始めに案内されたのは、最終行程段階のバリック
(葡萄の熟成に使う225のオークの小樽)の部屋。
「これがバリックですね?」
「そう。‘ソーリ’ ‘カールディ’ ‘オーストリア’・・・
いろいろな種類のバリックが混ざってるけどね」
「ところで、バリックを使うことについてどう思いますか?」
地元のワイン関係者の間では、
葡萄本来の特徴を全面的に出したいという意見から、
バリック使用に関して肯定的な意見を持たない現状も見受けられます。
「この問題ね。どうして世界は、バリック熟成の味を求めるのかな?
個人的には、生まれた畑の風味、土の香り、葡萄の香り・・・といった、
葡萄独自のキャラクターを味わえるというのが好きなんだけど、
でも、世界はバリック使用のワインを求めるんだよね・・・」
そして次に、始めのバリック行程が行われている1700年代に建てられたカンティーナへ移ります。
98年のDOC認定をきっかけに修復されました。
「どんな理由で、バリックのトースト状態を決めてるんですか?」
「それは、私達のテクニック。毎回、どんなバリックが適しているのか選ぶんだけどね、
まず、私たちは、アメリカ市場を土台としなければならない。
私たちの生産量の約半分、5万本は、アメリカへ渡るからね。
彼らはの好みは勿論、木の風味、しかし、ワインの風味を覆わないもの。
そこで私たちはミディアムタイプにトーストされたバリックを使用することにしたんだ。
葡萄の香りを感じ続けられ、かつ、木の香りもまた大切にし・・・といった2つの余地があるからね。
とにかく、毎年テストをし続けてるよ。」
「これは、オーストリア産、フランス産、
これはまた、別のフランス産、ラドゥ・・・
この奥で休ませているのが、4つのアメリカ産、
2つのフランス産のラドゥ、4つのセディ・・・
始め、アメリカ産のバリックを試してみたところ、今一だったね。
緑の草の香りが残るんだ。フランス産はよく合うね。
例えば、ほら、あの奥にあるバリックは、
チョコレートの風味を付けるんだ。素晴らしいよ!」
「ところで、有機ワインについて、どう思われます?」
「私としては、今日、ワインは既に有機だと思ってるよ。
まず、非常に細かい規制に従い、添加物は法の定める量を越えては使わない。
それに、畑に使われる堆肥、手作業による葡萄の摘み取り、
木の支柱等々・・・大抵の畑環境は自然体だからね。
酸化防止剤などの添加物を使わないとなると、酸化が進んだり、
また、カビの発生などの問題も出てくるから、
むしろ、ある程度の添加物を使わない方が、リスクがあると思うよ。
私たちは、不安定な無農薬ワインよりも、品質が正しく美味しいワイン作りをしていきたい。
もし、無農薬で完璧かつ美味しいワインが出来れば、それは素晴らしいことでだけどね。
でも、私たちには、それは・・・」
この時まで、[無農薬=健康的]という漠然としたイメージしかありませんでしたが、
今度は逆に、"無農薬ワイン"が酸化防止について、
また、バクテリアやカビ対策にどう取り組んでいるのか?興味のあるところです。
ここで、大樽に熟成されているワインを試飲するため、
場所を移動します。
「まず始めに、2001年のカナイオーロを試してみよう。
サンジョベーゼの持つタンニンに比べると、とっても丸みがあるでしょう!
続けてサンジョベーゼ。2000年に収穫したもの。
このタンニンは舌を引き締めるような・・・
でも、香りは、とても特徴的だよね。
森の果実のような、スミレのような・・・
それに、口の中にいつまでも残る持続性があるよね。
カナイオーロは、口に含んだ感じは嬉しいけど、
わりと余韻の残る時間は短いでしょ・・・」
「じゃあ、99年のバリックで熟成させたサンジョベーゼを試してみて。
これは、トンノとバリックで熟成させたもの」
「エレガントですね!」
「そう」
「最初の2000年のサンジョベーゼは、‘若い女性’といった感じですね。
華やかで、軽やかで、カラーがはっきりしていて・・・・
でも、この‘99年からは、‘落ち着いた大人の女性’といった感想を受けます」
「そうそう!若い女性は、全ての人に受け入れられる。
要するに、シンプルにチーズだけとか、生ハム、パスタ・・・どんな一皿にも合いやすいんだ
しかし、大人になると、好みが出てくるからね。
誰にもウケると言うわけにはいかなくなってくる。その個性が受け入れられるかどうか?みたいなね。
だから、ワインと料理との相性も決められてくるんだよ」
「なるほど。また、私は、2000年のサンジョベーゼを、‘夏服’としたら、
99年ものは‘秋服’と例えますね。
夏服は、すっきり感があってシンプル、華やか。軽快な感じ。
でも、秋服のコーディネートには落ち着きを感じるんです。
温かさと厚み、全体のバランスコーディネートが醸し出す、ハイクラスな落ち着き、
エレガントといったような・・・」
「本当はね、君にはバリックを使ってないワインを送ってあげたいんだよ。
私たちの土地の香り、地元の葡萄の味覚を表現しているからね。
フランス、オーストリア、アメリカ産のバリックの融合は、
やっぱり私たちの土地の味に変化を付けてるよ」
先ほども出たバリックの使用に関しては、先日出席したRUFFINOの講演会でも
担当者から同様の意見が言われ、エノテカ・トスカーナのスタッフの間でも
バリックの風味が引き立つワインについての意見は、あまり肯定的ではない傾向があります。
しかし、バリック仕立てだが、木の香りを強く感じさせず、
優雅な果実味とまろやかなタンニンを備えた・・・無名だけれども美味しい。
そんなワインが数多くあるのも確かです。
「ワイン作りに大切な要素を3つ挙げるとしたら、何でしょうか?」
「そうね、まずは土地柄。土質、気候、方角といったこと。そして、この仕事に対する大きな愛情。
最後に、プロであること。
スタッフ同様にカンティーナで働くテクニカルな環境についても知っておかないとね。
新しい技術の導入で、より、自然で、よりピュアなワインを目指す。
むしろ、本来のワイン醸造の姿に戻りつつあると言えるかな」
ところで、昔のスタイルに戻りつつあるのは、ワインだけではないようです。
98年のDOC獲得以降、観光客がこの村に訪れるようになり、
アグリトゥリズモの経営も兼ねたカンティーナは建物の修復に取り組み、
レストランは忘れかけてた郷土の味を大切に再現しようと、素材からこだわり始めました。
今回の取材では、‘世界が求める風味’と‘本来の彼らの嗜好’の狭間に立った戸惑いも
チラッと見受けられましたが、
「私達は、まだ、若いからね!」というステファノの言葉には、
世界飛躍に向けてスタートしたてのチャレンジ精神の息吹が含まれていました。
シエナよりワインの旅をするために
●アグリトゥリズモで宿泊
旅行関係者の方の話によると、日本人にとって‘イタリア’は単なるブームではなく、
定着したとのことです。
皆さんの中には、既にイタリア旅行のリピーターの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
また戻って来たくなるトスカーナ。
次回からは一歩踏み込んで、車をレンタルし、アグリトゥリズモに宿をとってみませんか?
ということで、『カンティーナの経営するアグリトゥリズモ』を紹介していきましょう。
今回は、《シエナ編・Colline Senesi》です。
・AZIENDA AGRICOLA LA RIPOLINA (Colline Senesi) 要予約・英語対応
tel/fax 0577-282280 www.laripolina.it loc.Pieve di Piana-53022
BUONCONVENTO (SIENA)
カンティーナオープン 只今工事中。
・FATTORIA BELVEDERE (Colline Senesi) 要予約・英語対応
tel/0577-920009 fax/ 0577-923500 e-mail:chiantif@tin.it loc.Belvedere-53034
COLLE VAL D‘ELSA (SIENA)
カンティーナオープン 平日/祝祭日 要予約
・TENUTA DELLA SELVA (Colline Senesi) 要予約・英語対応
tel/fax 0577-377063 e-mail:fabioin@tin.it www.tenutaselva.com
loc. La Selva34-53010 Ville di Corsano-Monteroni D‘ARBIA (SIENA)
カンティーナオープン 平日・祝祭日/ 10:00〜12:00 16:00〜19:00 要予約
※アグリトゥリズモの宿泊料金は、部屋のタイプ、シーズンによって異なります。
ご予定の宿泊期間や部屋のタイプを伝えた上で、ご確認下さい。。
私の場合、ホテルの予約はまず先方に電話を入れ、
希望日の空室状況、金額、支払い方法等の確認をします。
そして、予約確定のために、自分の名前、連絡先、宿泊日、電話で話した条件
(金額や朝食付き、トイレ付き等)を記載したFAXを先方へ送ります。
念のため、先方からも予約確定の返事がFAXでもらえるとよいのですが、、、。
もし、大変そうでしたら、航空チケットを買った旅行代理店や
海外で使えるキャッシングカードのサービスに〔ホテル予約手配〕のあるところもありますので、
そこにお願いしてしまうのも手ですね。
●ちょっと、噂話
「面白いもの、持ってきたよ!」
ある日、当店のオーナー、パトリッツィオと付き合いの長いグレゴリーがブルネロを持ってきました。
差し出されたブルネロのラベルには
[Brunello di Montalcino / Pertimali di Tassetti Angelo]と書かれています。
「見たことないな・・・」とパトリッツィオ
「このブルネロは、アメリカに渡ってるんだ。トスカーナには出回ってないらしいんだよ」
よく、トレ・ビッキエーリに輝いたトスカーナワインを安く買い求めようといらっしゃる
お客様を見かけますが、意外と、地元には出回らず、
ほぼ、アメリカへ渡ってしまうケースもよくあります。
「TIGNANELLOは、トスカーナ全体で600本しか出回ってないっていうじゃない」
「600本!? なんてこったい!フィレンツェの店にまかれて、それでお終いだよ」
「KIYOMI,日本に帰った時、TIGNANELLO 買ってきて!」
「???・・・」
おまけのイタリア語コーナー!
クリスマスカードや年賀状などで、メッセージを交わし合う機会の多い12月。
そこで、カードにワンセンテンス!イタリア語でこんなフレーズはいかがですか?
・おめでとう!
アウグーリ
Auguri
・メリークリスマス!
ブォンナターレ
Buon natale
・Happy New Year
ブォナンノ
Buon anno
・大好き (大きなkissを送るわ)!
バッチョーネ
Bacione !
・あなたは、私の大切な人!
ティ ボッリョ タント ベーネ
Ti voglio tanto bene !
・あなたの成功を祈るわ!
ティ アウグーロ ケ ヴァーダ トゥット ベーネ
Ti auguro che vada tutto bene !
・元気でね!
スタンミ ベーネ
Stammi bene !
★ 10月号にも登場した原 加奈子さんに、
「留学生活・冬」についての感想を聞いてみました。
原 加奈子さん(21歳) 京都産業大学 外国語学部 言語学科 イタリア語専修 4年生
イタリアが一番冷え込むのは年が明けてかららしいのですが、
今でも十分寒い日々が続いている今日この頃。
日本ならきっと、「街行く人々は急ぎ足」なんでしょうが、
ここでは相変わらず「手をつないでのんびりと」歩いている人が多いように思います。
寒いけれど、つないだ手のぬくもりを感じながら。
寒さが増すにつれ、街も雰囲気を変えてきました。
店先に並ぶコートや"Natale(クリスマス)"と書かれた商品が、私たちを冬気分にさせてくれます。
クリスマスには一家揃ってワイワイやるのがイタリア流ですが、
そこにでてくる伝統的なケーキには2種類あるそうです。
ひとつは"Panettone"、もうひとつは"Pandoro"というそうです。
クリスマス用のお菓子ですが、もう売り出されているので、"Pandoro"の方をちょっと試食してみました。
スポンジケーキに粉砂糖をまぶしたもの、という感じです。
一方の"Panettone"はドライフルーツ入りのケーキらしいです。
クリスマスを心待ちにするのは、大人になった今でも変わりません。
「普通の一日」と言われればそんな気もしますが、
暖かい家の中で、暖かい雰囲気に包まれて、心の底から温まるのような、
そんな「一日」を心待ちにしている一留学生でした。
★ ホット ニュース
〈シエナ通信9月号〉で紹介しました、日本人オーナー宮川秀之さんのカンティーナ‘ブリケッラ’が、
今回、ガンベロ・ロッソで2ビッキエーリ(2つグラス)を獲得しました!おめでとうございます!
ガンベロ・ロッソとは、イタリアワインのガイドブックで、ワインの評価をグラス数(1〜3)で表すシステムです。
よく、ホテルやレストランの評価を☆で表す、そのようなイメージです。
星の数ほどあるイタリアワインの中で、このガイドブックに取り上げられること自体が難しいとされていますが、
イタリアでも、日本人のカンティーナの掲載は初めてです。
「元気が出ちゃうよね!更に、ワインの向上に努めないと!」という宮川さん。
電話口でこのニュースを聞いた時、私も、まるで自分事のように嬉しくなり、誇らしげな気分になりました。
ちなみに、今回2ビッキエーリ(2つグラス)を獲得したのは、
"TUSCANIO ROSSO ‘99" (Sangiovese 80%, Cabernet Sauvignon 10%, Merlot 10%) 。
白ワインの "TUSCANIO BIANCO " (Trebbiano 50%, Vermentino 25%, Pinot Bianco 25%)
は1ビッキエーレ(1つグラス)です。
この記念のワインをご希望の方は、こちらのレストランへお問い合せください!
東京:東急東横線‘学芸大学前
イタリアンレストラン アミーチ (オーナー:堀田さん)
住所:東京都目黒区五本木2−54−14
TEL:03−5721−0332
2001年の12月号にふさわしく、何とも嬉しいニュースでした!
★ 最後に一言
みなさん、シエナ通信をご愛好いただきまして、本当にありがとうございます。
この度12月に入り間もなく日本へ一時帰国し、年末にはシエナに戻って参ります。
よって、12月中に1月号の取材の時間が取れず、
2002年、1月号の記事が遅れますことをご了承下さい。
さて、今年はみなさんにとって、どのような年だったのでしょうか?私にとっては、‘トスカーナワイン元年’でした。
「私達の結婚一周年をお祝いするワインを選びたいの!」という年輩のドルチェなアメリカ人カップル。
「お世話になっている料理長に、1本!」という、まだ少年の趣のある見習いコック。
「留学の想い出とお土産を兼ねて、家族みんなで飲みます!」という語学留学を終えた日本人女性・・・
様々なモチベーションでワインを買い求められるお客様と
ワイン作りに携わる方々の情熱や挑戦の間にいられた1年でした。
ワインを知ってからというもの、ワインが人との出会いの場を私に提供してくれ、
少し忘れかけていた人間臭さを呼び戻してくれた、そんな気がします。
どうやら、ワインには不思議な‘幸’オーラがありそうです!
自然の恵みとワインの作り手の愛情や情熱がスパイスを加えているのでしょうか?
来年も、その都度感じた視点から、皆様にトスカーナのワインの情報をお届けしていきたいと思います。
では、来年の皆さんの心と身体の健康に、Salute !