イタリアのなかでも最もフランス寄りにある州のひとつ
でピエモンテ州というところで作られている大変重厚で
長期熟成に耐える事の出来る赤ワインです。
葡萄はネッビオーロ種というものを使います。

ガーネット色をしたワインでバラやすみれなどの花の
香りがします。長期熟成型の本格的赤ワインで良い
収穫年のワインの熟成には８年以上を要します。

詳細についてはいずれイタリアワインの項でお話したい
と思いますが、本格的イタリアワインをこの秋に楽しむ
というのはいかがでしょうか。でも「バローロ」はちょ
っと値が張る事もありますので、弟分の「バルバレスコ」
というワインもお薦めです。

熟成が必要なワインですので、飲み頃かどうかをお店の
方に相談してお求め下さい。

ところがひとくちに「シャブリ」といってもランク
が４つあります。一番高級なのが「シャブリ・グラン
クリュ」、次が「シャブリ・プルミエクリュ」、
３番目が普通の「シャブリ」、その下に「プティ・
シャブリ」というものがあります。

写真は２番目の「シャブリ・プルミエクリュ」の
ひとつで「モンマン」という畑の葡萄から造られた
ものです。生産者はジョセフ・ドルーアン（ネゴシ
アン）です。

シャブリはシャルドネという白葡萄から作られてい
ますが、北の寒い地方であるため比較的酸味がすっ
きりしている事が多いようです。それでもグラン
クリュになるととても厚みのあるしっかりしたワイン
になります。

牡蠣に良く合うと言われますが、写真のワインの様に
１級以上のシャブリにはバターソース系のこってり
した牡蠣料理が良いでしょう。生牡蠣にはすっきりした
辛口の普通のシャブリやプティ・シャブリが良いかと
思います。