3月のお勧めワイン

このコーナでは毎月、Shuの選んだお勧めワインを紹介します
 
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3月は卒業、そして4月からの新生活に備える月です。
ワインの世界も98年の大ブームがやや落ち着きを見せ始め
高騰の続いていたワイン価格も一部で沈静化の兆しが見え始めています。

さて今月はフレッシュボーイ/ガールにお勧めの定番ワインを2種ご紹介します。

 

ピュリニィ・モンラッシェ

Puligny Montrachet
ピュリニィ・モンラッシェは、このコーナで前にも紹介したことがある定番の
白ワインです。本格的な白ワインの入門編でもあり、そして上級編でも
あります。上級者は少し余分にお金を払ってル・モンラッシェに挑戦して
いただくとして(ちょっと手が届かないかな?)、今回は入門編の村名ワイン
AOCピュリニィ・モンラッシェを紹介しましょう。

値段は量販店で3000円くらいからですが、主力は5000円程度に
なります。初心者の方は是非葡萄の名前で覚えましょう。シャルドネという
白葡萄から作ったワインです。シャルドネは世界各地で作られていますが
中でも最高のものが作られるのが、フランスのブルゴーニュ地方とカリフォル
ニアです。今回のピュリニィ・モンラッシェはブルゴーニュ地方の一つの村に
なります。

グラスに1/4くらい注いで、白い紙の上でグラスを斜めにしてワインの色を
確かめてみましょう。黄色がかった色と感じられるかと思います。良いワイン
の場合は黄金色に近い濃厚な色でしかも輝きさえ感じることがあります。
グラスを少し回してグラスの側面の様子を見てみましょう。涙のようにワインが
筋を作るようでしたらそれは良いワインです。濃厚なワインほどこの涙が
顕著に現れます。

次は香りを確かめてみましょう。まずそっとグラスに鼻を突っ込んで香りを
とってください。これがトップノーズの香りです。次にグラスを持って中の
ワインを回してください。これをスワリングといいます。スワリング後に再び
香りを確かめてみましょう。トップノーズとは違う香りがするはずです。
香りのボリュームがぐっと増え複雑さも増しているかと思います。

さてどんな香りがしましたか?最初に柑橘系の香りに例えてみてください。
レモンや青りんごよりもっと熟した黄色い柑橘系だと思いませんか?
色の濃い甘い種類のりんごと言うと想像がつきやすいかもしれません。
そして他の香りも探してみましょう、トーストのような香ばしい香りを感じたら
それはバニラ香と表現してください。他に杏仁豆腐のような香りもありますね。

 
 

ジヴレイ・シャンベルタン

Gevrey Chanbertin
こちらもブルゴーニュを代表するワインです。同じように入門編から上級編
までカバーします。上級者の方はシャンベルタンをお試しください(これも
ちょっと値が張りますが)。
今回は入門編の村名ワインAOCジヴレイ・シャンベルタンを紹介しましょう。

値段は量販店で3000円くらいからですが、主力は5000円程度に
なります。初心者の方は是非葡萄の名前で覚えましょう。ピノ・ノワールという
黒葡萄から作った赤ワインです。ピノ・ノワールも世界各地で作られていますが
中でも最高のものが作られるのが、フランスのブルゴーニュ地方です。
最近ではアメリカのオレゴン州などでも良いものができています。
今回のジヴレイ・シャンベルタンはフランス、ブルゴーニュ地方の一つの村の
名前です。

ボトルの形はピュリニィと同じ撫で肩ですね。これはブルゴーニュの典型的な
ボトルの形なのですが、ブルゴーニュと同じ葡萄品種(ピノ・ノワール、
シャルドネ)を使ったワインは世界的にもこの形のボトルを使うようです。
例えばこのコーナで紹介したチリオレゴンのワインなどは同じボトルの形を
していますね。



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